気配りの演出
結婚式では、出席してくださるゲストの皆さんへの気配りも大切です。
そして、こうした気配りもまた演出のひとつだと言うことができます。
たとえば、結婚式や式場によっては待ち時間が長いこともあります。
場合によっては少々早い時間に呼ばれて、その後長い時間控室で待機していることがあるかもしれません。
そうした時に、控室内に“新郎新婦の紹介コーナー”的なスペースを用意しておくと、ゲストの皆さんが退屈せずにすみます。
ふたりの幼い頃から現在に至るまでの写真や卒業アルバム・卒業文集などを飾っておいたり、結婚式に先んじておこなう前撮りの写真や海外挙式の方はその模様をおさめたビデオや写真を見ていただくのもいいでしょう。
新郎新婦の紹介のパンフレットのようなものを配布するのもいいですし、ふたりの生まれた日の新聞をコピーして置いておいてもいいでしょう。
最近では、ふたりの馴れ初めから結婚に至るまでが記事になった「ブライダル新聞」というものも作ることができるので、こうした物を置いておくのもちょっとしたサプライズになります。
またお子さんが出席している場合、特に幼いお子さんですと長い間おとなしくしていられないかもしれません。
そんな時にも退屈しないようにおもちゃやぬいぐるみを引出物といっしょに準備しておくのも、ちょっとした気配りです。
料理に関しても、気配りをすると良い部分があります。
たとえば料理がフランス料理のフルコース等比較的フォーマルなスタイルの場合、フォークとナイフの扱いに慣れていないお年寄りの方などは食べづらいと感じるかもしれません。
こうした場合は、あらかじめ箸も用意しておくといいでしょう。
また、最近ではアレルギー体質の方向けに個別に配慮したメニューを用意してくれる式場も増えています。
ですから、たとえば招待時にあらかじめゲストの皆さんの食べ物のアレルギーを確認しておくと、あとあと役に立つこともあります。
こうした気配りのひとつひとつが、実はゲストにとって結婚式の印象を決める要素となるのです。
やはり結婚式においては、気配りも立派な演出のひとつだと言えそうです。
- 結婚式の演出のポイント
- ゲストアルバム・ゲストカードの演出
- 写真の演出
- 春の演出
- 冬の演出
- 色の演出
- 気配りの演出
- 引出物の演出
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